佐賀の食材を多くメニューに取り入れ、看板に「三瀬村」「佐賀」の文字も掲げる居酒屋が東京、大阪にある。初出店してから12年で、新型コロナ禍を乗り越え、系列店は12店舗に拡大している。店舗は佐賀市に「物産販売協力店」として認定され、観光PRにも一役買う。たびたび佐賀を訪れる合掌(がっしょう)智宏社長(47)は「好調なのは佐賀の生産者、食材のおかげ。料理とともに佐賀の良さをもっと伝えることで、佐賀に恩返ししたい」と意気込む。
居酒屋を展開する「fun function(ファンファンクション)」(東京)の合掌社長は福井県出身で、北海道や高知県などの食材を生かして同様にアンテナショップ型の飲食店を展開する。店長から独立し運営する系列店やフランチャイズを含め、「佐賀」をテーマとした店舗が最も多く12カ所に上る。