江北町は新年から、地域公共交通の再構築に乗り出す。町営タクシー事業計画の具体化に併せ、路線バス運行への補助や町内循環バスの業務委託取りやめを検討する。佐賀県内の多くの市町がバスに依存して“住民の足”を維持する中、江北町は町営タクシーを軸に新たな地域交通の姿を探る。
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町営でタクシー事業を行う方針は昨年12月議会で表明。2026年度開始を目指して計画を具体化する際、現行のバスを含めて地域公共交通全体のあり方を考えることにした。
具体的には(1)バス会社に委託している町内循環バスの運行を町営タクシー事業の中で担い、通学中心の運行に変更する(2)町内を運行しているバス路線への運行補助をやめる―の2点。