2024年は、国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会が佐賀県内で開かれたほか、パリ五輪、全国高校総体で県関係者が活躍、バスケットB1参戦初年度の佐賀バルーナーズが西地区5位と健闘するなどスポーツの話題が紙面を飾った。ふるさと納税事業を巡る官製談合事件での神埼市長の逮捕、玄海町での「核のごみ」最終処分場選定に向けた文献調査の開始などのニュースも注目を集めた。各分野の担当記者が1年を振り返る。

政治 自民、衆院選の「戦後処理」続く

 A 10月の衆院選は、佐賀県内二つの小選挙区で立憲民主党の現職が3回連続で全勝し、自民の現職は比例復活した。

 F 県内は「いつもの結果」だったが、国会は様変わりした。自公は少数与党となり、法案も予算も野党の協力なしには通せない。立憲民主党の野田佳彦代表の右腕として大串博志代表代行の存在感が際立つ。与野党の調整役を務め、政治資金規正法再改正案の可決の立役者となった。