戸上電機製作所は、レース序盤から集団に食らいつき、20位台でのフィニッシュを目指す。今季から指揮を執る飛松誠監督は「自分たちのように力がないチームは、単独走よりとにかく集団の中で走ることが大事。何とか見せ場をつくりたい」と意気込む。

 1区(12・3キロ)にはエース山﨑諒介を配置。神奈川大時代に走った2023年の都道県対抗男子駅伝ではアンカー7区(13キロ)を担い、10人抜きの快走で区間賞を獲得。飛松監督は「ポテンシャルは十分で、レース感覚に優れている。都道府県駅伝の時のような走りをしてほしい」と期待を込める。

 1区の山﨑が集団から遅れず大会最長区間2区(21・9キロ)の三代和弥にたすきをつなげるかが前半のポイントになる。スピードに加え、粘り強い走りが身上の三代が力を出し切る。