磐石の布陣で臨むひらまつ病院は、県勢過去最高順位となった今年の24位超えを最大の目標とし「15位以内」を掲げる。初めての采配となる平石拓也監督は「1区からうまく流れをつくり、風が強くなる後半は一人一人が我慢して走ってもらいたい」と思い描く。

 11月の九州毎日実業団駅伝で1区(12・8キロ)区間賞を獲得した荻久保寛也にスタートを任せる。6月の日本選手権では男子1500メートルで決勝に進み、12月の八王子ロングディスタンスで10000メートルを27分38秒で走って自己ベストを更新。好調を維持したまま上州路の1区(12・3キロ)でも区間トップを狙う。

 荻久保がつくった流れを2区(21・9キロ)で引き継ぐのは、実力十分の栃木渡。順大時代には箱根路を4年連続で走り、日立物流(現・ロジスティード)でも5年続けて元日の群馬を駆け抜けた。ひらまつ病院の一員として初めて走った今年のニューイヤー駅伝では2区で14人抜きの快走を見せ、今回も同様の活躍に期待が懸かる。