2024年は、佐賀県のスポーツ界にとって歴史的な瞬間が数多く刻まれた年になった。
1976(昭和51)年の「若楠国体」以来、48年ぶりとなる国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会が県内各地で開かれた。男女総合成績(天皇杯)での優勝には惜しくも手が届かなかったが、多くの佐賀県選手が活躍。若楠国体に次ぐ2位の好成績を収めた。
プロスポーツでは、バスケットボール男子の佐賀バルーナーズが初のBリーグ1部(B1)で健闘。ハンドボールのトヨタ紡織九州レッドトルネードSAGAは13年ぶりのプレーオフに進んだ。バレーボール女子のSAGA久光スプリングスは、新リーグ「大同生命SVリーグ」に参入。サッカー・J1サガン鳥栖は、13年間守ってきたJ1からの降格が決まった。
このほか、鳥栖工高レスリング部や神埼清明高新体操部、牛津高なぎなた部が全国制覇するなど、多くの中高生アスリートの活躍も光った。
佐賀のスポーツ熱がこれまで以上に高まった1年を振り返る。(小部亮介、中村健人、北川尊教)