電気工事業の仕事について説明する中島正太郎部会長=唐津市の唐津工業高

後輩にエールを贈るOBの有尾成章さん=唐津市の唐津工業高

 佐賀県電気工事業工業組合青年部会(中島正太郎部会長)は20日、唐津市の唐津工業高で出前授業を開いた。青年部員6人が、電気科の1年生34人に電気工事業の魅力を伝えた。

 設計や工事など六つのテーマで説明した。脇山電気工事(唐津市)に務める中島部会長は営業について、「お客さまの要望に寄り添うことを大切にしている。関わった工事が終わると、達成感がある」とやりがいを感じていることを紹介した。

 同校を卒業した髙田電機(唐津市)の有尾成章さんは、社会人の心得をテーマに講話した。傾聴力、規律性など工事業で働く人に求められる能力を挙げ、「人に感謝する気持ちを持ち続けると物事がプラスに働くようになる」と助言した。

 受講した井上楓矢さんは「実践的なことを聞けて、工事業の奥深さを学んだ」と感想を話していた。(松岡蒼大)