佐賀市の北陵高(副島政史校長)の生徒40人が24日、気持ちよく新年を迎えてもらおうと、近隣の高齢者宅で清掃ボランティアを行った。
同校では、日頃お世話になっている地域の人たちへの感謝を込め、清掃ボランティアを夏と冬に毎年実施している。生徒らは数人単位に分かれ、教員や民生委員と共に高齢者宅を訪問した。
羽室文子さん(91)宅では、3人の生徒が窓ふきと草むしりを行った。羽室さんは「しゃがんだり、背を伸ばしたりするのが大変なので本当に助かる。いつも快く引き受けてもらって感謝している」と笑顔を見せた。3年生の江口里紗さん(18)は「手の届かない場所は、こういった時しか掃除しない。年末年始を気持ちよく過ごしてもらいたい」と話していた。
生徒たちは高齢者宅8世帯の清掃のほか、通学路や河川のごみ拾いも行った。(山田宏一郎)