更生保護の支援や地域防犯などに取り組む県更生保護女性連盟はこのほど、会員による絵手紙を鳥栖市の麓刑務所に寄贈した。
同連盟は受刑者の更生を支援しようと、毎年夏と冬に絵手紙を贈っている。今回届けた122通には、新年のあいさつや季節の食べ物の絵を描き、「ひとりじゃないよ、みんなあなたとつながってる」「いい仲間は宝物」などとメッセージを添えた。
山口七重会長は「絵手紙が皆さんを勇気づけていることが喜び。ずっと続けていきたい」と話した。
受け取った宮崎勝也所長は「心が温まった。絵手紙に込められた気持ちを感じて、受刑者が社会復帰に向けて前向きな気持ちになれば」と話し、継続的な支援に感謝した。
絵手紙は受刑者が作業する3工場を回覧した後、食堂に掲示する。受刑者は感想や感謝の気持ちをつづった手紙を同連盟に送る。(上田遊知)