11月の佐賀県内は、唐津くんちが過去最多の人出となり、大型店も客足が好調など人の動きは活発だったものの、物価高の継続を受けて節約志向も見られた。
月初は大雨で佐賀インターナショナルバルーンフェスタのイベントが中止になった一方、唐津くんちは盛況だった。福岡方面の高速バスも前年を上回る利用があり、インバウンド(訪日客)の増加で陶磁器の需要も伸びた。
大型店は冷え込み始めた中旬から衣料品や鍋の材料が売れた。物価高騰で、安売り期間を狙うなど節約に努める姿も。省エネ家電への買い換え需要もあった。ゴルフ場などは人手の確保を、印刷は人件費上昇などへの対応を課題に挙げている。