参政党は25日、来年夏の参院選佐賀選挙区(改選数1)に、公認候補として新人の会社役員重松貴美氏(35)=鳥栖市=を擁立すると発表した。
重松氏は鳥栖工を卒業後、夫が代表を務めるコンビニエンスストアと不動産業の経営法人に入り、取締役を務めている。2023年に党員となった。今年10月の衆院選で佐賀2区から出馬を予定していたが、党本部の方針変更で熊本1区から立候補し、落選した。
佐賀新聞の取材に「仲間内の利益を優先する既存政党では子どもたちの将来を守れない。無党派層、主婦層に思いを届けたい」と語った。
佐賀選挙区には、自民党の公認候補として現職の山下雄平氏(45)=唐津市、2期=が出馬を表明。立憲民主党も候補者の選定を急ぐ。22年の参院選は自民、立民、共産、参政、NHK党の5人で争った。(栗林賢)