唐津商工共済協同組合(唐津市)が事業を停止し、裁判所に破産の申し立てをする方針であることが25日までに分かった。商工業を営む組合員から出資を募り、積立金や資金貸し付けなどの事業を手がけていたが、資金繰りが困難になったという。負債総額は約7億円を見込む。28日に市内で債権者説明会を開く。
組合や東京商工リサーチ佐賀支店によると、組合は1962年3月に法人設立。唐津市中心部を中心に商工業者の相互扶助を目的に結成したという。唐津市や東松浦郡の組合員から一口千円の出資を募り、積み立てや払い出し、貸し付けなどを行っていた。