いぐらんくんの持った募金箱に募金する駅の利用者=佐賀市のJR佐賀駅北口

募金に協力する駅の利用者=佐賀市のJR佐賀駅北口

 元日に発生した能登半島地震からまもなく1年。被災地を支援しようと、佐賀教区浄土宗青年会はこのほど、佐賀市内で募金活動を行った。

 JR佐賀駅北口付近で、県内の浄土宗の僧侶約10人がパネルやのぼりを持って「能登復興への募金をお願いします」と呼びかけた。同会の僧侶が考案した嬉野市塩田町のキャラクター「いぐらんくん」も駆けつけ、一緒に募金を呼びかけた。寺院の供え物のお菓子もお下がりとして配った。

 募金は寺院からの寄付もあわせて4万3757円集まり、日本赤十字社の義援金窓口を通して被災地復旧に役立てられる。同会の橋口信呉会長(有田町)は「災害はいつどこで起きるか分からない。地震や豪雨で被災した能登への支援を呼びかけることで、誰かが困っているときに『お互いさま』と手をさしのべられる社会にしていきたい」と話した。(上田遊知)