第104回全国高校ラグビー大会は27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。全国の代表校51校が高校日本一を懸けて熱戦を展開する。43大会連続53度目の出場となる佐賀県代表の佐賀工は27日午後2時50分から愛媛県代表の松山聖陵と対戦する。

佐賀県予選決勝で突破を狙う佐賀工の中辻大凱(左)=佐賀市のSAGAスタジアム

 春は全国選抜1回戦敗退と悔しさを味わったが、その後は着実に力をつけ、10月の佐賀国スポでは少年男子(15人制)で3位に入った。4大会ぶりのノーシードで挑む今大会だが、これまでの歴史でつかみ取れていない「花園優勝」に向け、一戦必勝で強豪に立ち向かっていく。(小部亮介)

前回大会は3位入賞も、春の選抜は1回戦敗退…

 7人制日本代表の大和哲将(明大)ら多くのタレントを擁した前回大会は、第79回大会以来となる24大会ぶりの3位入賞を果たした。ただ、新チームの全国初戦となった春の選抜では国学院栃木に敗れ、まさかの1回戦敗退。そこから「不撓不屈」の精神ではい上がってきた。