佐賀の乱(佐賀戦争)で非業の死を遂げた江藤新平と島義勇の功績を再評価し顕彰する式典が、佐賀市で開かれる。戦争が始まったとされる2月に合わせて県が主催し、没後150年となる両者の復権へ決意を示す。

 県が進める「江藤新平復権プロジェクト」の一環で、来年2月1日、佐賀市城内の県立博物館東側駐車場にある「佐賀の役殉国十三烈士の碑」の前で行う。石碑は1983年に県政100年を記念して建てられ、佐賀戦争の首謀者などとして処刑された江藤、島を含む13人の名前が刻まれている。

 式典は午後1時半からで、山口祥義知事や江藤・島の子孫、関係団体を招く。慰霊のための献花や、復権に尽力した団体へ感謝状を贈り、改めて復権への決意を宣言する。関係者のみで行い、約200人の出席を見込む。