30代新入りでも貴重な戦力
唐津市消防団鎮西支団第1分団第2部 大久保 義雅さん(36)

消防団には2022年に、34歳で入りました。実家に一緒に住んでいた兄が、別の家に住むことになり、「一世帯あたり一人の団員」に沿った形で、30代半ばの遅い入団となりました。消防団は幼いころから知っていましたが、高校卒業後、福岡県糸島市の会社に就職し、毎日が実家と勤務先の往復で、20代は消防団とは全く関わりがありませんでした。
定期点検で他の団員と顔を合わせますが、集まるのは数人程度。第一分団第二部が管轄する西区は過疎化が進み、地区に住む団員が非常に少ないのが現状です。30代の新入りでも、私のように地元に住んでいるだけで貴重な戦力といえます。
火災が少ない土地柄なのが救いですが、一人ぐらしの高齢者が多く、地域の消防団を安全安心のよりどころにしています。数人でも器具点検をする姿を見せるだけでも、消防団活動の意義があると信じています。

ポンプ操法の訓練に励む唐津市消防団
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