バスケットボール男子の佐賀東は、初戦で桜丘(愛知)に46―76で敗れた。主将で司令塔の米倉壮真はこれまでの練習で培った力を発揮できず、「応援してくれた仲間や家族に申し訳ない」と涙をこらえた。

 序盤は対策してきた守備が奏功した。ゴール下の長身選手へ縦にパスを出す相手の攻撃を、組織的な守りで封じた。ミスを誘い、リバウンド争いも制したが、肝心のシュートがリングに嫌われ、徐々に流れを失った。