全国高校駅伝競走大会で34年ぶりの入賞となる7位に入った男子の鳥栖工の選手が23日、鳥栖市に帰郷した。学校関係者や同部の保護者ら約50人が新鳥栖駅に駆け付け、拍手で出迎えた。
選手の到着時間に合わせ、改札では校歌が流れた。原恒久校長と同窓会副会長の水田敦史さんが、「入賞までこぎ着けた走りに感動した。鳥栖市民や佐賀県民に大きな喜びと感動を与えてくれた」と祝福した。
古川昌道監督は「3年生を中心に普段の生活から律し、勝負に臨めたことがこの結果につながった」。4区を走った石川蒼大主将は「入賞という形で応援してくれた方々に恩返しできてうれしい」と話した。
大会は22日に京都市のたけびしスタジアム京都発着で行われ、鳥栖工は中盤から巻き返し、2時間4分55秒の7位でゴールした。6位だった1990年以来の入賞となった。(井手一希)