男子の敬徳は決勝リーグ最終戦で瓊浦を退け、冬の九州の頂点に立った。優勝を決める勝利を挙げた小野泰雅は「最後は接戦だったので安ど感の方が強い」と胸をなで下ろした。
互いに全勝同士で迎えて一戦は、5ゲームのうち3戦目までを終えて1勝2敗とリードを許した。直前のダブルスで敗れた小野は「2敗するわけにはいかない」と気合を入れ、シングルスでは力強いスマッシュや激しいラリーを展開するなど、気迫の卓球を披露。隣で後輩の佐伯航虎が勝ち、勝敗で並んだ直後に自らもストレート勝ちを収めて優勝をたぐり寄せた。
川久保直人監督は「たいしたもの」と選手をたたえながらも「気持ちを切り替えて全国で勝つ卓球をしたい」。小野も「力のあるチームに勝つため、気を引き締めて戦いたい」と力を込めた。(中村健人)