小城中の3年生約160人が、小城市のいわまつ保育園で保育園実習を体験した。生徒たちは園児が楽しめるよう手作りのおもちゃを持参し、兄や姉、先生役として交流を楽しんだ。
13日は約40人が同園を訪れ、2~4歳児と触れ合った。生徒たちはペットボトルを使ったボウリングや輪投げ、アニメのキャラクターが描かれた段ボールの的を狙う「ストラックアウト」などの遊びを用意し、園児が成功すると拍手やハイタッチで盛り上げた。おんぶや抱っこで世話をし、園庭ではサッカーやかくれんぼも一緒に楽しんだ。
園児との交流は家庭科の授業の一環で、コロナ禍を挟んで今年、久しぶりに復活したという。古川葵さんは「自分たちが考えた遊びを、子どもたちが笑顔でやってくれたのがうれしかった」と話した。
同園の槇原靖宏園長は「園児たちはとても喜んでいた。保育士不足の中、中学生が保育に関心を持つきっかけにもなれば」と話した。(古川浩司)