目の前に迫った優勝がすり抜けた。SAGA久光は2セットを連取しながら、ミスの連鎖で失点を重ねてリズムを失い、最後は2―3で逆転負け。2年連続の準優勝に終わり、主将の栄絵里香は「また相手が喜ぶ姿を見せられた」と目を赤くした。

 第1、2セットはサーブで相手を崩し、攻撃の形をつくらせないことに成功した。強みを存分に出し切る展開に持ち込んだ。