第15回全国高校選抜スポーツクライミング選手権大会が21、22日、埼玉県の加須市民体育館で開催される。登る高さを競うリードが行われ、県勢は多久の男女合わせて7人が出場する。
男子の通谷律・結太兄弟は前回、2選手の成績で競う団体で頂点に立った。律は20歳以下の世界大会のボルダー種目で優勝。10月の国スポでも少年男子リードを兄弟で制した勢いで連覇を見据える。
宇田滉二郎は高校から競技を始め3年間の集大成を見せたい。安定感のある1年の河端航大は上位進出を見据える。大杉金剛はスピードで実績があり、リードに適応できるか。
女子は梶絢香と通谷佐与が出場する。梶は保持力や体力の強化に取り組み、国スポで3位入賞と実力を付けている。通谷兄弟の妹・佐与と共に団体3位以上を狙う。
梶は「個別に課題に取り組みそれぞれが課題を練習してきた。男女の団体で同時優勝は過去にないので、多久が史上初のアベック優勝を果たしたい」と力を込めた。(北川尊教)
【男子】
通谷 律 3 伊万里
宇田滉二郎 3 相 知
通谷 結太 2 伊万里
大杉 金剛 1 芳田(岡山)
河端 航大 1 大庭(神奈川)
【女子】
梶 絢香 2 東原庠舎東部校
通谷 佐与 1 伊万里
※左から名前、学年、出身中