水稲の新品種「ひなたまる」の粒。高温耐性があり白未熟粒が少ない(佐賀県農業試験研究センター提供)

ヒノヒカリ(左)と後継品種「ひなたまる」の稲株(佐賀県農業試験研究センター提供)

「ひなたまる」と命名された佐賀69号(左)とヒノヒカリの粒。ヒノヒカリは高温障害で白未熟粒が目立つ

 佐賀県が育成し品種登録出願している水稲新品種の名前が「ひなたまる」に決まった。県が20日、発表した。県内で栽培されている「ヒノヒカリ」などの後継として、2025年産から栽培が開始される予定。

 県によると、「ひなたまる」は「ヒノヒカリ」と同等の良食味で、夏季の高温下でも品質低下が少なく、病害虫にも強い特性がある。生産者、消費者、実需者全てに寄り添うという思いを込め、あたたかさと力強さが感じられる名前にした。