唐津市浜玉町の観光花園「ブーゲンの森」が、新型コロナウイルス禍による休業を経て約4年半ぶりに再開した。休業を知らなかった人たちの来訪が増えてきて、管理している宮﨑義則さん(72)、友子さん(73)夫婦は「待ってくれている人がいる」との思いを抱き、二人三脚で手がけて華やかな空間をよみがえらせた。
宮﨑さん夫婦は2002年、バナナもぎが楽しめるバナナ園をオープンさせた。翌03年の台風でハウスが大きな被害を受け、方針を変えて05年にブーゲンビリア約120本が咲き誇る花園を開いた。フラダンスができるステージや照明、音響機器を充実させ、イベントなども行って人気スポットとして定着した。20年の新型コロナの感染拡大に伴う外出自粛などの影響で、休園を余儀なくされた。