佐賀県沖の有明海で養殖された秋芽ノリの今季2回目の入札会が12日、佐賀市の佐賀海苔共販センターで開かれた。販売枚数は栄養塩不足が生育に影響し、1億6150万枚で過去5年の平均の86%にとどまった。平均単価は27円86銭で、2回目入札では統計の残る約60年間で過去最高となった。過去2季の不作による商社の在庫不足などから、高値で取引されたとみられる。
佐賀県有明海漁協の14支所から出品があり、51の商社が参加した。販売枚数は不作だった前年同期より約3割増えたが、過去5年の平均を下回った。販売額は45億25万円で、前年同期の2倍超となった。平均単価は前年同期より10円35銭高かった。