有田町の深川製磁は、来年の干支(えと)の蛇を描いた縁起皿と、宮中歌会始のお題「夢」にちなんだ祝い盃(さかずき)を発売した。
縁起皿「『巳』富士に黄金(こがね)蛇吉祥紋」は、金運上昇など幸運を招くといわれる蛇に、縁起がいい吉祥文様や富士山を配した。デザインは伊万里・有田焼伝統工芸士の多久島智美さんが担当。多久島さんは昨年までの担当者だった伝統工芸士・小杉優さんの長女になる。直径19センチ、皿立て付きで税込み7150円。
祝い盃「瑠璃地吉夢(るりじきちむ)に宝船」は、同社特有の瑠璃色の下地に、吉夢を祈願する宝船を金で描いた。直径8センチで同7700円。
全国の直営店などで販売している。問い合わせは深川製磁本店、電話0955(42)5215。(青木宏文)