クラブ史上初のJ2降格となったサガン鳥栖。8日のホームでのリーグ最終戦で、スタンドに詰めかけたサポーターは最後までチャント(応援歌)を響かせて大きな拍手で選手を鼓舞し続けた。勝利の喜びに沸き、「ここからはい上がるぞ」「必ず1年で戻ってこよう」とJ1への復帰を願った。

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 選手たちはピッチ上で攻守にわたりチームの代名詞のハードワークを貫いた。30年近く応援している鳥栖市の陶山一裕さん(73)は「前節の名古屋戦に続いて無失点で勝利できたのがよかった。来季につながる試合となり、J1でもJ2でも鳥栖を愛する気持ちは変わらない」と笑顔を見せた。