作品の裏面まで熱心にのぞき込む参加者=有田町のアリタセラ

 第42回有田のちゃわん祭りが11月20日から24日にかけて開催され、天候にも恵まれ週末は大にぎわいだった。会場となったのは、来年4月から肥前陶磁器商工協同組合の業務を受け継ぐことになったアリタセラ(有田焼卸団地協同組合)。若い世代の発案で、テレビの人気番組のように焼き物を鑑定する「目利きチャレンジ」を開催した。

 当日参加の5人はすぐに集まり、鑑定が始まった。司会の山本泰士さん(34)は、5年前に帰郷し実家の有田焼商社に勤務しており、作品の見どころをはじめ染付や色絵磁器、転写などについて解説した。

 参加した小学生は親のアドバイスを受けて作品の裏表まで熱心に鑑定していた。全問正解で1万円の商品券をゲットした伊万里市の男性(52)は「自信はあった」と喜んだ。(地域リポーター・藤泰治=有田町)