劇団とんとこパピィ・とんとこ一座代表のいけうちしんさん(52)=嬉野市=が主宰する演劇ユニット「トン・コヅーク」が、21、22の両日に小城市のゆめぷらっと小城で第2回公演「ハナシバvol.1」を開く。芝居と落語をかけ合わせた、臨場感あふれるステージを楽しませる。
落語と落語にまつわる芝居を見せる「ジュゲム」、落語のストーリーを芝居仕立てにした「シニガミ」を上演する。いけうちさんと岩崎香代子さん(嬉野市)、篠原康太さん(神埼市)が出演する。いけうちさんは「舞台はお客さんにもまれて変化していく。反応がダイレクトに伝わる至近距離で、臨場感にこだわった舞台を続けていきたい」と語る。
学校や福祉施設で数多くの舞台を踏んできて、演劇ユニットでの公演は今年6月以来2度目。いけうちさんは、コロナ禍を経て「僕もいつまで舞台に立てるか分からない。ずっとあると思っていた演劇が危機にさらされたことで、『出し惜しみしている場合じゃない』と感じた」と笑い、今後も年2回をめどに自主公演を続けていく。
21日は午後7時、22日は同1時と5時から。チケットは2千円(高校生以下1500円)で、当日500円増し。問い合わせはトン・コヅーク、電話080(2783)6557。(花木芙美)