松永誠剛さん(左)に教わりながらコントラバスを演奏する生徒=神埼市の千代田文化会館はんぎーホール

 コントラバス奏者の松永誠剛さん、グラミー賞を受賞した米国出身のピアニスト、デビッド・マシューズさんら世界で活躍するジャズミュージシャンがこのほど、中学生向けのワークショップを神埼市の千代田文化会館はんぎーホールで開いた。市内の中学生約90人に多彩なハーモニーを披露し、楽器体験でジャズの魅力を伝えた。

 イタリアのピアニスト、ジョヴァンニ・グイディさん、ポルトガルのドラマー、ジョアン・ロボさんの4人が、映画音楽「ピュア・イマジネーション」や宮沢賢治が作詞作曲した「星めぐりの歌」など4曲を演奏し、盛大な拍手が送られた。

 生徒たちは、松永さんらと交流しながらコントラバスやドラムに触れ、音を奏でた。千代田中の木原ひかりさんは「吹奏楽でクラリネットをしているので、まとまって一つのメロディーを奏でるジャズに感動した。コントラバスは肩に体重がかかって重かった」と話した。(樋口絢乃)