学校の150年の歴史を劇で振り返る児童ら=鹿島市の七浦小

七浦小の創立150周年式典で、地域の卒業生に在学時の様子をインタビューする児童ら=鹿島市の七浦小

在校生を代表し「学校は地域の宝」とあいさつする6年の倉﨑稀隆さん=鹿島市の七浦小

 鹿島市の七浦小で22日、創立150周年の記念式典があった。児童や卒業生、地域住民ら260人が出席し、児童の劇などで長い歴史を振り返りながら、大きな節目を祝った。

 同校は1874(明治7)年に創立し、七浦尋常高等小学校など数回の統合、改名を経て、町村合併の1955(昭和30)年に現校名になった。今年3月までに1万2114人の卒業生を送り出している。

 式典では、片渕千佳校長が「子どもたちの大切な心の古里として、学校がいつまでも輝き続けることを願う」とあいさつし、在校生を代表して6年の倉﨑稀隆(きりゅう)さんが「たくさんの人の思い出に残る七浦小は地域の宝」と話した。同校卒業生で前鹿島市長の樋口久俊さんも記念講演した。

 式典後に記念行事も行われ、児童らは150年の歩みを紹介する劇などを披露した。司会を務めた児童にインタビューを受けた地域の人たちは、在校時の思い出を児童たちに伝えていた。(市原康史)