佐賀大と小城市の交流事業特別展「小城の士族と佐賀事変」が、小城市立歴史資料館で開かれている。1874(明治7)年の佐賀事変(佐賀の乱、佐賀戦争)から150年の節目に合わせ、小城の士族の戦いとの関わりや、戦後の旧藩士たちの処遇などを紹介し、小城にとっての佐賀事変の意味を探っている。
タイトルの「佐賀事変」は、佐賀市出身の歴史学者久米邦武の表現を用いた。佐賀大や県、市の所蔵品のほか、旧藩士家に伝わる文書も加えた35点を展示。江藤新平らが下野するきっかけになった征韓論を巡る対立を描いた錦絵や、旧小城藩士の由緒を知る助けとなる戦国時代の手紙やよろいなども並ぶ。