唐津シニア野球クラブが、2~4日に福岡県で開かれた「第18回九州還暦軟式野球大会」で優勝した。練習量に裏付けられた走力を生かし、2017年以来となる4度目の頂点に立った。
同クラブは唐津市と玄海町に在住する60~77歳の30人が所属している。6月の県予選会で優勝し、九州大会は九州沖縄8県の代表15チームで競った。主戦川辺義敏さん(67)が好投し、3番大森久嗣さん(68)、4番松口重幸主将(66)を中心とした打線が好調だった。
池田幸一監督(67)は「次の塁に進もうという気持ちがみんなにあった」と勝因を語る。日程が唐津くんちと重なったこともあって18人で出場。大森さんは「負けて早く帰ってこようと思っていたけど」と笑う。
還暦チームでは多い毎週土日の2、3時間の練習量が好成績につながっている。7、8月の休養期間も自主トレをする選手がいて、松口主将は「好きな野球で楽しみながら健康維持ができている」と目を細める。関係者が21日に唐津市役所を表敬訪問した。(宮﨑勝)