園児2200人が体験

 

ペットボトルを使って水に浮く体験をする園児たち=佐賀市のSAGAアクア
ペットボトルを使って水に浮く体験をする園児たち=佐賀市のSAGAアクア

 県内の園児に国際基準(こくさいきじゅん)の施設(しせつ)に触(ふ)れてもらおうと、競泳プールSAGAアクア(佐賀市(さがし)日の出)体験会が5~8日、開かれました。90の幼稚園(ようちえん)や保育園(ほいくえん)、認定(にんてい)こども園(えん)から約2200人が参加し、佐賀国スポと全障(ぜんしょう)スポでも使用された50メートルプールで水遊びを楽しみました。
 唐津(からつ)海上保安(ほあん)部やSAGAアクアの職員(しょくいん)が、水辺で遊ぶ際(さい)の注意点を説明。ライフジャケットや空のペットボトルを使用し、仰向(あおむ)けに浮(う)かんで溺(おぼ)れないようにする方法を学びました。
 床(ゆか)が可動(かどう)式のメインプールは、子どもに合わせて深さを約30センチに設定(せってい)。園児らは水しぶきを上げながら、泳いだり走り回ったりしていました。エミールこども園(佐賀市)の西山颯人(はやと)くんは「プールが大きくてびっくりした。水鉄砲(みずでっぽう)が楽しかった」と笑顔(えがお)を見せ、友だちと水をかけ合っていました。(小島発樹)

佐賀唐津道路の建設現場でイベント

 普段(ふだん)は立ち入れない建設現場(けんせつげんば)で、子どもたちが重機の操作(そうさ)を体験するイベントが9、10の両日、佐賀市(さがし)嘉瀬(かせ)町でありました。小学4~6年の児童と保護(ほご)者の36組が、ブルドーザーで土砂(どしゃ)を押(お)し出(だ)したり、ロードローラーで固めたりして、工事車両の大きさやパワーを体感しました。(樋口絢乃)

建設作業員から操作方法教わりながら重機を動かす参加者=佐賀市嘉瀬町
建設作業員から操作方法教わりながら重機を動かす参加者=佐賀市嘉瀬町
建設作業員から操作方法教わりながら重機を動かす参加者=佐賀市嘉瀬町
建設作業員から操作方法教わりながら重機を動かす参加者=佐賀市嘉瀬町

 子どもたちは、バックホーやブルドーザー、ロードローラー、大型ダンプなどに順番に乗(の)り込(こ)んで操作を体験。作業員から「ハンドル回して」「ゆっくり前に進んで」などのアドバイスを受けながら、慎重(しんちょう)に動かしました。高所作業車では、安全帯を付けて約15メートルの高さまで上がり、建設中の道路や佐賀平野を眺(なが)めました。勧興(かんこう)小4年の西山實哉(なおなり)さんは「バックホーで、車体を大きく揺(ゆ)らさないように、ゆっくりとアームを操作するのが難(むずか)しかった」と振(ふ)り返(かえ)りました。
 体験会は、建設業の魅力(みりょく)を感じてもらおうと、県が企画(きかく)。佐賀市と唐津市(からつし)を結ぶ地域(ちいき)高規格(こうきかく)道路(どうろ)「佐賀唐津道路」(仮称(かしょう))の建設現場で開かれました。参加者は、建設中の道路を支(ささ)える橋台の壁(かべ)に、将来(しょうらい)の夢(ゆめ)や好きな動物を描(えが)き、記念撮影(さつえい)もしました。