佐賀県高野連(池田勝会長)は、来春の第97回選抜高校野球大会「21世紀枠」の県推薦校に小城を選定し、11日に佐賀市の佐賀商高であった伝達式で推薦状を手渡した。馬場輝寅主将は「目標だった甲子園に1歩でも近づくことができて誇らしい」と喜んだ。
小城は、部員不足に苦しむ時期もあったが、今秋の県大会は投手を中心とした守りの野球で8強入りした。同校は2007年の選抜大会にも出場した。
馬場主将は「練習時間は短いが自分たちで課題を考えて効率的に練習をしている」。甲子園出場がかなえば「打力では他校に劣る。小技を生かしたチーム力で勝ちたい」と意気込んだ。
12月13日に九州・沖縄各県の推薦8校から1校が選ばれ、来年1月24日に全国9地区の推薦校から大会に出場する2校が決まる。(中村健人)