駅の利用者に啓発チラシを手渡す県損害保険代理業協会の会員=佐賀市のJR佐賀駅前

 損害保険の代理店でつくる佐賀県損害保険代理業協会(酒見直人会長)は23日、地震保険普及キャンペーンを佐賀市のJR佐賀駅前で行った。啓発チラシなどを配り、地震保険への加入を促した。

 会員と保険会社の社員約30人が駅の利用者らに、近年発生した地震と地震保険の概要を記したチラシやポケットティッシュを手渡した。

 佐賀県は地震保険の加入率が63%と全国的に見て低いという。酒見会長は、1月の能登半島地震などを念頭に、「佐賀は地震が起こりにくいと思われているが、いつ起こるかわからない。地震防災の意識を高めてほしい」と話した。

 日本損害保険代理業協会は10月を「地震保険の月」と定め全国でキャンペーンを展開。この日は唐津市でもチラシの配布などを行った。(北島郁男)