合同で展覧会を開いた日韓のアーティストら=釜山市の蓮包区文化院

ギャラリートークを開く服部大次郎さん(中央)=釜山市の蓮包区文化院

 画家の服部大次郎さん(77)=佐賀市=ら佐賀のアーティスト6人が、韓国で現地の画家29人と「グローバル韓・日重鎮作家交流協会展」を開いた。服部さんらはコロナ禍を経て5年ぶりに韓国を訪れ、2001年から続く交流を温めた。

 釜山(プサン)市のギャラリー「蓮包(レンテイ)区文化院」で10月14~18日に、絵画と写真35点を並べた。同展では昨年まで日本の作家が参加できなかった間も、服部さんらの作品をキャンバスに印刷することで展示を続けてきたという。

 佐賀からは服部さんと西村雅光さん、松尾長巳さん、園田克成さんが現地に赴いた。5年ぶりの韓国で、服部さんは「大型トラックが行き交い高層ビルが増えた。街が大きく発展している様子に驚いた」という。

 交流は佐賀市の支援で始まり、支援終了後も作家同士のつながりで続いてきた。服部さんは「絵は万国共通の言葉。交流は続けていくことが大事」と話していた。(花木芙美)