原画展の会場で自分の作品をアピールする「ちゅうりっぷのうた」で働く人たち=江北町

バス旅行の笑顔が楽しい10月のカレンダー

 障害のある人たちが働く江北町のNPO法人福祉作業所「ちゅうりっぷのうた」の来年のカレンダーが出来上がった。30日まで作業所で原画展も開かれている。

 季節を感じる温かい絵に触れてもらおうと作り始めて22年になる。A3判で今回はポピーやツバキなどの花、カニや牛、水玉模様が楽しい雨傘などで四季を伝える。10月の絵は「みんなをのせてバスバス走る クイズをしたり歌をうたったり 楽しい旅をしたいね」の言葉を添え、笑顔があふれるバスの中を描いた。

 900円で販売し、益金は作業者の冬のボーナスになる。郵送対応やネット申し込みもある。原画展には和紙や折り紙など画材も含めて優しいタッチが味わえる16点が並ぶ。問い合わせは、電話0952(86)4520。(小野靖久)