バルーンフェスタの魅力などについて話す佐賀市観光振興課の溝上徹也課長=佐賀市のグランデはがくれ

 大手企業の県内支社長や支店長らでつくる「ブランチ佐賀さかえ会」(座長・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の例会が16日、佐賀市のグランデはがくれで開かれた。「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が31日に開幕するのを前に、佐賀市観光振興課の溝上徹也課長が、バルーンが佐賀に根付いた背景などを解説した。

 バルーンフェスタは1980年に始まり、ことし45回目を迎える。溝上課長は、企業などの支援を受け、80万人以上を集めるアジア最大級の熱気球大会に成長した歩みを紹介した。

 フェスタが定着した理由として、広くて安全な佐賀平野があることに加え、高度によってさまざまな方向に風が吹くこと、河川敷から佐賀駅まで約5キロと「会場がまちに近い」ことなどを挙げた。運営面では、バルーンの立ち上げから会場のごみ拾いまで「多くのボランティアの支えがあってこそ」と強調した。

 今年は128機の参加を予定する。「鮮やかなバルーンが飛ぶ佐賀の空を次の世代につなげていけるよう、しっかり取り組んでいく」と話し、来場を呼びかけた。例会には会員ら35人が出席した。(川﨑久美子)