鳥栖市は、職員の軽装での勤務を通年化する。クールビズ期間終了後の16日からも、「とす快適ビズ」として上着なしやノーネクタイでの勤務を認める。職員の自主性と職場の多様性を重視し、過度な冷暖房を控えることで地球温暖化対策につなげる。
同市は夏のクールビズを2001年にスタート。昨年12月には「ゼロカーボンシティ」を宣言し、今年1月から4月末までは暖かい服装で過ごすウォームビズを試行した。市によると来庁者から苦情はなく、ほとんどの職員が軽装の継続を望んだという。
市は「上着やネクタイの着用は式典や庁外訪問など用件や時、場所に応じて使い分ける。市民に不快感を与えず、職務に支障がないよう配慮する」と話す。市によると、県内10市では鹿島、武雄、小城市が通年軽装での業務を認めているといい、佐賀市は11月から試行する。(樋渡光憲)