大同生命保険佐賀支社の高橋進一支社長(右)から贈呈状を受け取った齊藤浩章さん(中央)と永友惠子さん=佐賀市の同支社

 地域でのボランティア活動や保健福祉研究を支援する大同生命厚生事業団は8日、佐賀市の新栄小学校祖父母の会(GEE・BAA会)と鳥栖市のNPO法人ベネッセの会に、シニアボランティア活動助成金として10万円ずつを贈った。

 GEE・BAA会は登下校の見守りやあいさつ運動、花苗の植栽、昔遊びなどを通して同小児童の健全育成に努めている。高齢者や生活困窮世帯を支援するベネッセの会は、東日本大震災やコロナ禍をきっかけに、さまざまな世代が交流する「もやい広場」に取り組んでいる。

 佐賀市の大同生命保険佐賀支社で、高橋進一支社長が贈呈状を手渡した。GEE・BAA会代表の齊藤浩章さん(90)は「子どもたちとの交流では、われわれがパワーをもらっている。助成金は活動時に着用するそろいのジャンパーの購入費に充てたい」と謝辞を述べた。(伊東貴子)