秋の火災予防運動(11月9~15日)を前に、JA共済連佐賀は2日、火災予防を促すステッカー約34万3千枚を佐賀広域消防局に贈った。各地区の消防団や自治体を通して、県内全世帯に配布される。
ステッカーは縦25・7センチ、横9センチで、本年度の全国統一防火標語「守りたい未来があるから火の用心」と消防署の電話番号が記載されている。
佐賀市の同消防局で贈呈式があり、JA共済連佐賀の森一博本部長が「この活動が県民の皆さまの火災予防意識を高め、火災への対応・対策を考える一助になれば」とあいさつし、同消防局の村上正局長にステッカーを手渡した。
ステッカーの贈呈は1994年から続けており、村上局長は「30年間も継続してご支援いただき、大変心強い。これからも火災予防の啓発に力を入れて取り組んでいく」と謝意を述べた。
今年の佐賀県内の火災発生件数は188件(9月30日現在)で、前年と比べほぼ横ばいとなっている。(伊東貴子)