白石町は3日、ふるさと納税の支援事業などを手がける「スチームシップ」(長崎県波佐見町、藤山雷太社長)と進出協定を結んだ。同社は来年10月に同町に事務所を開設、開設時に3人、その後3年間で3人の地元採用を予定している。
スチームシップは2017年創業。ふるさと納税の返礼品開発やウェブサイトの運営やデザイン、地場産品のブランド化などを手がけている。全国で51、佐賀県内では6自治体を支援しており、佐賀市、有田町、吉野ヶ里町に事務所を持つ。今年3月期の売上高は51億7千万円、9月時点の従業員数は282人。
町役場であった進出協定締結式では、田島健一町長が「地元雇用を図り、地元企業と連携して地域経済の振興に寄与してほしい」と期待の言葉を述べ、藤山社長は「白石で頑張りたいと思う人たちのために、働きたいと思える環境、仕事をつくっていきたい」と応じた。(小野靖久)