スポーツクライミング会場近くの歩道橋を掃除する生徒たち=多久市

落ち葉やごみなどを拾い集めた東原庠舎中央校の生徒たち

 佐賀国スポの開幕を前に、多久市の東原庠舎(とうげんしょうしゃ)中央校の児童・生徒が9月30日、競技会場周辺などを清掃した。きれいなまちで国スポの選手や関係者をもてなし、大会終了後にも再訪してもらおうと生徒会が企画した。

 5~9年生(中学3年生)の約430人が、市緑が丘弓道場や九州クライミングベースSAGA(多久高内)をはじめ、周辺の道路などでごみ拾いや草むしり、落ち葉掃き、トイレ掃除に取り組んだ。JRや国土交通省とも連携して、最寄り駅のJR中多久駅構内を掃除し、国道203号の歩道橋の手すりもたわしや雑巾できれいにした。

 生徒会長の大坪美優さん(9年)は「みんなで協力し、自分たちでやれることはできたと思う」。ごみの多い場所を事前に確認したり、道具を準備したりした副会長の八谷なずなさん(9年)は「国スポで来た人に、また多久に来たいと思ってもらえたらうれしい」と話した。(古川浩司)