新内閣、あなたは何と名付けますか―。1日に発足した石破内閣について佐賀新聞「こちら さがS編集局」(こちさが)は、緊急アンケートを実施した。閣僚の顔ぶれを踏まえ、内閣を表す「ひと言」を尋ねたところ、裏金問題をはじめとする自民党への不信感や早期解散への疑問を反映した名付けが目立った。
アンケートはウェブサイトで実施し、117件の回答があった。
裏金問題のくすぶりを踏まえ、小城市の70代自営業男性は「瀬戸際内閣」と命名。「自民党は石破さんに火消しを期待した」と分析した。神埼市の70代男性は、総裁選で決選投票を争った高市早苗前経済安全保障担当相らの動向に「党内に不満が残っている」と感じ、「危機内在内閣」を提案した。
優先してほしい政策を選択式で尋ねても、最多は「裏金問題」(42票)。その他は「経済・金融」「安全保障」「地方創生」「外交」などが多かった。
石破氏が首相就任前、衆院解散・総選挙の日程を発表したことに疑問を呈する意見も多い。「半端内閣」と名付けた小城市の80代女性は「国会で野党と論戦すると言っておきながら、あまりに早い」と批判した。
解散日程についての受け止めも聞いたところ「早すぎる」(60代男性パート・伊万里市)という意見が大半。佐賀国スポ・全障スポと重なり「自治体の事務処理が煩雑にならないか」(60代女性・鹿島市)との懸念もあった。(志垣直哉)