お話し会「絵本の扉」を開催している太田薫さん

 佐賀市大和町で子育てを支援する「あわの家」を経営する助産師太田薫さん(52)が、保育園や育児サークル、個人宅などでお話し会「絵本の扉」を開催しています。

 多くの中高生が病的なネット依存を疑われることを新聞記事で知り、「子どもたちの幸せな未来をつくりたい」と活動を始めました。

 絵本や自然と触れ合ったり、家族が何気ない会話を交わしたりすることが何より大切と考える太田さん。毎回100冊ほどの絵本を紹介して一冊一冊に込められたメッセージを読み解き、「その時の状況に合わせて、子どもに言葉のプレゼントを贈ってほしい」とアドバイスしています。

 また助産師の立場から、女性たちが出産について主体的に選択できる環境をつくるために活動しています。(地域リポーター・江頭菜智=佐賀市)