3世代にわたる消防団一家
太良町消防団第2分団第9部 德永 康明さん(36)

太良町消防団は、各世帯から1人は入団する伝統があります。今は、兄弟で消防団活動をしているケースも珍しくありませんが、私は兄が仕事で町外に出て行ったので、代わりに26歳で入団しました。父も祖父も団員で、3世代にわたり消防団とは縁が深い一家と言えます。
火災現場には数え切れないほど場数を踏みましたが、記憶に残る活動は2020年7月6日の豪雨災害ですね。多良川が氾濫し、管轄の区域内で数カ所の浸水が発生しました。ここで生まれ育って初めての経験です。でも、先輩団員の的確な指示で土のうを効果的に積み、家屋やイチゴのビニールハウスの浸水被害を最小限に防ぎました。
仕事はイチゴ農家です。出荷ピークは年末年始なので、ちょうど年末警戒と重なり、毎年大みそかは地域内を巡回してから、家に帰ってイチゴの箱詰めに追われています。

夏季訓練で消防器具を点検する太良町消防団員
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