「china kitchen 笑や」で提供している「幻のゲンコウを使ったさっぱり唐揚げ」

グランプリに輝いた「カラワンチャイナ」のメンバー=唐津市北城内の舞鶴荘

来場者に考案したグルメを販売する子どもたち=唐津市北城内の舞鶴荘

来場者に考案したグルメを販売する子どもたち=唐津市北城内の舞鶴荘

 唐津の特産品を使用したグルメを子どもたちが考案して競い合う「こどもKARA-1(わん)グランプリ」が15日、唐津市北城内の舞鶴荘で開かれた。「幻のゲンコウを使ったさっぱり唐揚げ」がグランプリに輝き、協力店舗での提供が始まった。

 唐津青年会議所が初開催した。地元の小中学生54人が9グループに分かれ、洋食、和食、中華、スイーツの9店舗とタッグを組んだ。唐津南高食品流通科の生徒も加わり、夏休みに試行錯誤して考案した。

 「おいしいですよ」「投票をお願いします」。舞鶴荘の庭には各店舗が並び、子どもの元気な声が響いた。佐賀牛を使ったどんぶり、ミカンが入ったクレープなど1店舗300食を用意。3品が食べられるチケットは前売り券が売り切れ、当日券もすぐに完売。870人が食べ比べ、お気に入りの1皿に投票した。

 投票の結果、チーム名「カラワンチャイナ」による馬渡島で見つかった希少なかんきつ類ゲンコウを使った「さっぱり唐揚げ」が1位に。唐津東中2年の井上天雅(てんま)さんは「高校生がゲンコウを提案してくれてよかった。唐津のことが好きになれた」と語った。「china kitchen 笑や」(和多田)で、10月17日まで1200円で提供する。(宮﨑勝)