サッカー少年女子1回戦で、北海道にPK戦の末に勝利し、喜び合う佐賀の選手たち=佐賀市健康運動センター(撮影・米倉義房)

 SAGA2024国民スポーツ大会の会期前競技の後半が21日、佐賀市健康運動センターなどで始まった。10月1日まで8競技が行われ、佐賀県勢の男女総合成績(天皇杯)1位獲得に向けた戦いの「第2章」が幕を開けた。

 21日は佐賀市や唐津市などでサッカー、テニス、ソフトテニスが行われた。サッカー少年女子は1回戦で北海道と対戦し、1点を追う試合終盤に鶴美空選手(鹿島東部中)が同点ゴールを決めて追いついた。PK戦を4―1で勝利し準々決勝進出を決めた。サッカー女子部門で県勢の勝利は初めて。

 テニスは成年男女がともに1回戦を突破。ソフトテニス成年男子も初戦の2回戦と3回戦に勝利し、8強入りした。

 5~17日にあった会期前前半では、カヌー・スラローム成年女子カヤックシングルの矢澤亜季選手(昭和飛行機都市開発)が2冠に輝き、飛び込み成年女子の荒井祭里選手(チームSSP)が高飛び込みで優勝した。団体では体操成年男子やローイング成年女子かじ付き4人スカルが表彰台に立った。

 22日も3競技が行われ、サッカー少年男子と成年女子が初戦に挑む。(中村健人)