サッカー・J1サガン鳥栖はリーグ戦第31節の22日午後6時から、東京都の味の素スタジアムで東京ヴェルディと対戦する。現在4連敗中で8試合勝ちなしとJ1残留へ厳しい戦いが続くが、後先を考えず目の前の試合を勝つしかない。
鳥栖は通算成績7勝3分け20敗(勝ち点24)で最下位の20位。前節の川崎戦は試合終盤に清武弘嗣のPKで同点に追いつきながらも、終了直後に勝ち越しを許し、痛恨の敗戦となった。
非常に痛い敗戦だったが、木谷公亮監督は「選手たちの90分間のプレーには満足している」と試合の内容には手応えがあった。プレスをかけてボールを奪い、ゴール前に攻め込む時間も多く、東京V戦も継続させたい。
一方、原田亘が川崎戦後に「内容の良さは二の次」と語ったように今必要なのは勝ち点3。攻守の切り替えが速い東京Vに対し、泥臭く戦ってどんな形でも得点したい。前節得点を決めた久保藤次郎は「もっとチームの成長スピードを速めて、残留するチームらしい戦い方をしないといけない」と気合を入れた。(中村健人)